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協会けんぽ、4年ぶり黒字に 2540億円の黒字

全国健康保険協会は11日、中小企業のサラリーマンが加入する同協会管掌健康保険(協会けんぽ)の2010年度決算が2540億円の黒字に転じたと発表しました。同年度から保険料が大幅に引き上げられたことが要因で、単年度収支の黒字は4年ぶり。同年度末の累積赤字額も前年度末の3179億円から639億円に縮小しました。


保険料率の引き上げで保険料収入が13.1%増え、収入全体では7兆8172億円と前年度比12.1%増えました。保険給付費は3.6%増えたものの、生活習慣病予防のための健康診査の受診低迷で業務経費が6.9%減り、支出は1.3%増の7兆5632億円にとどまりました。


黒字分を赤字償還に充て、09年度に3179億円に上った累積赤字は639億円に減りました。


都道府県単位で決める協会けんぽの保険料率は財政悪化を理由に引き上げが続いています。平均で報酬の8.2%だった料率は、10年度に9.34%に上がり、11年度に9.5%になりました。



(2011.7.12)

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